オーダーメイドAIの開発で需要拡大!マシンラーニングエンジニアとは?

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将来有望なITジョブ②マシンラーニングエンジニア

マシンラーニングは機械学習の意味を持つAIで活用されるIT技術です。
「マシンラーニングエンジニア=AIを開発するエンジニア」のイメージを持てば分かりやすいでしょう。
マシンラーニング(機械学習)とは、あらかじめプログラミングされた内容を元に機械が自動学習や識別を行って結論を導くものです。

 

なお、AIの分野ではマシンラーニングを発展させたディープランニングという技術もあります。

 

マシンラーニングは基本的に決められたロジックの中でシステムが分析を行っていくものです。

一例を紹介すると

  • 人間の表情の特徴をプログラミングされたカメラに写った人の顔を分析して、初めて見る人の顔でも喜怒哀楽の表情や性別、年齢などを自動判別できるものがマシンラーニング
  • 鑑定した人の表情の一致率が悪い場合は識別するロジックを自動的に改良したり、鑑定した人のデータから新しい分析などを行うのがディープラーニング

になります。

 

ディープラーニングは「深層学習」と呼ばれ、決められたプログラミングやロジックに応じた動きだけではなく、さらにコンピューターが自動的にプログラミングの書き換えを行えるのが特徴です。
一部でディープラーニングエンジニアといった求人を見ることもありますが、世間一般的にはマシンラーニングエンジニアが機械学習と深層学習の双方を扱って、AIの総合的な開発を行うエンジニアの総称として使われています。

 

データエンジニアとの違いをチェック!

 

 

AIで遅れを取っている日本でも注目職業になる理由

AIで遅れを取っている日本

日本はAI開発の分野でアメリカと中国に大きな遅れを取っているのは有名な話です。
実際に日本企業が開発したAI技術で思い浮かぶサービスがある人は少ないのではないでしょう。
AIの開発には莫大なコストと時間が取られるため、短期的に見て日本が世界屈指のAI先進国になるのは困難です。

 

現状を見るとマシンラーニングエンジニアの仕事には不安材料が多いように感じますが、AIのプラットフォームをイチから作るのではなく、AIを作るためのツールを活用してクライアントに合わせたオーダーメイドのシステムを作る仕事が増加しています。

 

表計算ソフトで人気を集めるマイクロソフトOfficeのExcelでも、ディープラーニングを活用したプログラミングをすることが可能で、AI関連に機能は年々増加を続けています。
将来的には中小企業を含めて、現在使っているWebシステムにオリジナルAIの機能を使って利便性を高めていこうとする企業が増えていく見込みです。
こうしたツールを活用したオーダーメイドAIを開発する需要が今後拡大することから、マシンラーニングエンジニアの注目度が高まっています。

 

 

マシンラーニングエンジニアになるには

マシンラーニングエンジニアは経験が必要

マシンラーニングの基礎知識は書籍やネット上の情報から独学で学ぶことができますが、お金を取れるだけのAI開発をするには幅広い知識とスキルが必要になるため、実務経験がないと1人前として活躍できません。
他分野のエンジニアとして実績を積んでも、即戦力として転職することは困難なので注意しましょう。
マシンラーニングエンジニアは実務経験が必要不可欠なので、育成体制がしっかりしている企業に採用してもらうのが一般的な方法です。

 

新卒や第二新卒として、なるべく若いうちから就職活動することをおすすめします。
新卒など将来性がある企業の求人に採用されない場合は、アルバイトなど雇用形態を問わず何かしらの形で実務経験に携わるしかありません。
ITエンジニアの中でも専門性が高い職業なので、長い下積み期間を覚悟した上で目指しましょう。
将来性は非常に高いので、マシンラーニングおよびディープラーニングのスキルを習得できれば、キャリアアップのチャンスがたくさんある職業です。